リンパ浮腫のための
セルフケアガイド
これは情報提供のみを目的としています。医学的なアドバイスや診断については、専門家にご相談ください。
以前は「浮腫が出てから弾性着衣を検討しましょう」と言われることもありましたが、最近では「予防的介入」の重要性が科学的にも認められ始めています。
「まだ腫れていないから大丈夫」ではなく、「リスクがあるからこそ守る」という新しいスタンダードについてお伝えします。
1. 「予防的介入」という新しい常識
手術後の早い段階から専門的な知識を持ち、適切なケアを始めることで、発症率を大幅に下げられるというデータが増えています。
早期発見・早期対応
腕や脚の違和感(重だるさ、張り)を放置せず、ISL(国際リンパ学会)などの基準に基づいた「ステージ0(潜伏期)」からのケアが推奨されるようになっています。
2. 「推奨」を支える毎日のセルフケア
「特別なことはしなくていい」と言われていた時期もありましたが、今では以下の「予防ケア」が発症を防ぐ鍵とされています。
バリア機能を高める保湿
目に見えない微細な傷からも細菌は侵入します。
予防の段階から保湿で肌を柔らかく、潤った状態に保つことが、将来の炎症リスクを下げます。
紫外線・乾燥からの保護
「日焼け=炎症」を未然に防ぐこと。
外出時の工夫や、夜間の保護用着衣による物理的な保護も、肌の平穏を守る立派な予防策です。
3. 「自分に合った予防」を見つける
「全員が24時間履き続けなければならない」というわけではありません。
生活スタイルに合わせる
立ち仕事の時だけ、あるいは旅行で長時間移動する時だけなど、リスクが高まる場面を予測して対策を講じるのが賢い予防です。
プロのチェック
定期的にサイズ計測や皮膚の状態を専門家に確認してもらうことで、安心感を持って日常生活を送ることができます。
私たちが目指すのは「変わらない日常」
リンパ浮腫の予防ケアは、決して「制限」ではありません。
好きなことを続け、自分らしく過ごすための「お守り」のようなものです。
「まだ相談するのは早いかな?」と思わず、ぜひ予防の段階から当サロンを頼ってください。
一緒に、未来の健康をデザインしていきましょう。
MLD(医療リンパドレナージ)を定期的に行うことは、単に一時的にむくみを軽減するだけでなく、リンパ浮腫の長期的な管理において非常に重要な戦略的役割を持っています。
弾性着衣が「維持」を担当するのに対し、MLDは「改善と循環の再構築」を担うエンジンのような役割を果たします。
定期的なMLDが果たす主な役割
1. 停滞したリンパ液の「強制排泄」とルートの確保
弾性着衣だけでは動かしにくい、組織の深い場所に停滞しているリンパ液を、専門的な手技によって健康なリンパ節の方へと誘導します。定期的に行うことで、リンパ液が流れやすい「バイパス(側副路)」を維持し、常に循環が起きやすい環境を整えます。
2. 炎症物質の除去と組織の軟化
リンパ液が停滞し続けると炎症の原因物質が溜まります。定期的なMLDによってこれらを物理的に押し流すことは、組織が硬くなる「線維化」の予防に直結します。
すでに硬くなり始めた組織も、適切なドレナージを繰り返すことで柔らかさを取り戻すことが期待できます。
3. セルフケアの限界を補完する
ご自身で行うセルフドレナージでは手が届きにくい背中や体幹部、あるいは関節のキワなどの「溜まりやすいポイント」を専門家がクリアにします。これにより、日常のセルフケアの効果がより発揮されやすくなります。
4. 合併症(蜂窩織炎など)のリスク低減
常に新鮮なリンパ液の循環を保つことで、組織の免疫機能を維持します。
細菌感染による蜂窩織炎(ほうかしきえん)を繰り返す方にとって、定期的なケアは発症頻度を抑えるための重要な防御策となります。
MLDと弾性着衣の「相乗効果」
【 MLDで溜まったものを動かす流す 】 × 【 弾性着衣で流した状態を維持する・防ぐ 】
継続的なモニタリングの重要性
定期的に専門家によるMLDを受けることは、「部位の状態変化」にいち早く気付く機会でもあります。
ご自身では気づきにくいわずかな硬さの変化や、皮膚のトラブルを早期に発見し、圧迫療法の強度調整などにフィードバックできる点も、定期ケアの隠れた大きなメリットです。
リンパ浮腫は「一生付き合っていく」ものだからこそ、定期的なメンテナンスで「溜め込まないサイクル」を作ることが、生活の質(QOL)を保つ鍵になります。
当サロンでは、お一人お一人の生活スタイルに合わせた圧迫指導も行っています
無理なく続けられるセルフケアのアドバイスも併せてお伝えしています
リンパ浮腫の治療において、弾性着衣が果たす役割は非常に重要です。
滞留した水分やタンパク質などの「むくみの原因物質」が炎症を引き起こし、組織が硬くなる(線維化)のを防ぐことが、管理の鍵となります。
弾性着衣の主な役割とメカニズムを整理すると、以下のようになります。
1. 圧迫によるリンパ流の促進
弾性着衣で外側から圧力をかけることで、組織内の圧を高め、リンパ管への水分の取り込みを助けます。
また、筋肉を動かした際に生じる「筋ポンプ作用」を外側からサポートすることで、リンパ液を中枢(体幹側)へ押し出す力を強めます。
2. むくみの再貯留を防止
ドレナージなどで改善した状態を維持し、重力によって再び水分が末梢に溜まってしまうのを防ぎます。
「せっかく流したものが戻らないようにせき止める」という役割です。
3. 皮下組織の線維化の抑制
タンパク質を多く含むリンパ液が同じ場所に長期間留まると、慢性的な炎症が起き、組織が硬くなってしまいます。弾性着衣によって常に流れを促すことは、この硬化(線維化)の進行を食い止めることにつながります。
弾性着衣の選択と管理のポイント
適切なケアを継続するために、以下の点も考慮されます。
適切な圧力設定
症状や部位に合わせて、適切な圧迫圧(クラス)を選択することが重要です。
正しい装着
しわが寄ったり、一部が食い込んだりすると、逆に流れを止める「止血帯」のような逆効果を生むことがあるため、均一に整えて履く技術が求められます。
買い替えのタイミング
弾性着衣は消耗品です。毎日使用すると生地が伸び、圧迫力が低下するため、一般的に半年程度での買い替えが推奨されています。
日常生活の中でこれらを上手に取り入れることが、炎症や蜂窩織炎(ほうかしきえん)のリスクを抑えるための大きな助けになります。
リンパ浮腫のセルフケアにおいて、
ラジオ体操は「弾性着衣をつけた状態」で行えば、最高のリハビリになります。
その効果を最大化するステップをまとめました。
1. タイミング:なぜ「食事の前」が良いのか
「食べる前の儀式」にすることで、生活リズムに組み込みやすくなります。
お腹のスペース作り(腹部リンパの活性化)
食事で胃が膨らむと腹部の圧力が上がります。食前に深呼吸や体幹を動かすことで、あらかじめリンパの通り道を広げ、食後の重だるさを軽減します。
代謝のスイッチを入れる
空腹時に動くことで代謝が上がり、食後の血糖値の急上昇を抑え、全身の循環を整えます。
セット行動で習慣化
「時間が空いたら」ではなく「ご飯の前」と決めることで、忘れ防止に繋がります。
2. 実践:ポイントは「ダイナミック」に
3分ちょっとという短さの中に、重要な動きが凝縮されています。
肩甲骨と股関節を大きく動かす
リンパ節が集中している「脇の下(腋窩)」や「足の付け根(鼠径部)」を刺激します。
腕を振る、足を曲げ伸ばしする動作を意識的に大きく行いましょう。
「深呼吸」を丁寧に行う
最初と最後にある深呼吸は、お腹の奥の太いリンパ管(乳糜槽)を刺激します。
これにより、手足のリンパ液を体幹へ吸い上げる「吸引効果」が生まれます。
3. メリット:なぜラジオ体操なのか
継続のハードルを下げることが、セルフケアで最も大切です。
ハードルの低さと継続性
誰でも手順を知っていて、音楽が鳴れば自然と体が動くため、無理なく毎日続けられます。
全身のバランス
短時間で全身の筋肉をくまなく動かせるため、特定の部位に偏らず循環を促せます。
ワンポイントアドバイス!
スリーブやストッキングというサポーターを履いた状態で、ダイナミックに動かして、体の中のリンパをしっかり回収してあげましょう!
体も温まりいい一日のスタートが切れるはず!夕飯前、一日の締めのラジオ体操もお願いします♩
1. お酒で浮腫む主な理由
血管の拡張と透過性の増大
アルコールには血管を広げる作用がありますが、同時に血管から水分が漏れ出しやすくなり、組織に水分が溜まってしまいます。
抗利尿ホルモンの抑制
お酒を飲むとトイレが近くなりますが、これは体が脱水状態に向かっているサインです。その後、体は水分を溜め込もうとするため、結果として浮腫が強く出ます。
塩分過多
外食やおつまみはどうしても塩分が高くなりがちで、さらに水分を保持してしまいます。
2. リンパ浮腫におけるリスク
炎症(蜂窩織炎)の誘発
アルコールによる血流増加や体温上昇は、時に患部の熱感や炎症を引き起こすきっかけになります。
セルフケアの低下
酔いが回ると、スリーブの着脱やスキンケア、挙上などが疎かになりやすく、翌朝に「ガチガチに硬くなっている」という事態を招きかねません。
3. お酒を楽しむポイント
「同量の水」を飲む
脱水を防ぎ、アルコール濃度を下げるために必ずチェイサーを用意しましょう。
寝る前のケアを徹底
お酒を飲んだ日こそ、患部を心臓より高くして寝る、あるいは保湿を忘れないなどの意識を持ちましょう。
翌日の調整
「昨日は飲んだから、今日はしっかり着衣を履いて多めに動かそう」といったリカバリー方法を考え、
いつもより少し丁寧にケアを行いましょう。
リンパ浮腫のケアにおいて、体重管理(特に肥満の防止)が重要だというお話は、患者さんにとって心理的なハードルが高いトピックで、「耳が痛い」と感じられる方が多いのも、それだけ日常生活での努力が必要な部分だからだと思います。
なぜリンパ浮腫において体重管理がこれほどまでに強調されるのか、その主な理由をいくつか整理しました。
BMIと適正体重の維持が大切な理由
リンパ浮腫の診療ガイドライン等でも、BMI 25未満を維持することが推奨されています。
これには数値目標があるからこそのメリットがあります。
1. リンパ管の「ポンプ機能」を助ける
BMIが適正範囲内(18.5以上25未満)であると、体を動かした際に筋肉が効率よく動き、リンパ液を押し流す「筋ポンプ作用」が最大限に発揮されます。
理由
過剰な脂肪が筋肉の動きを邪魔しないため、歩行などの日常動作がそのまま効果的なリンパドレナージュのような役割を果たします。
2. 合併症(蜂窩織炎)の発生率を下げる
多くの研究で、BMIが高いほど蜂窩織炎(ほうかしきえん)の発症リスクが高まることが示されています。
理由: 適正体重を保つことは、皮膚の清潔を保ちやすくし、炎症物質の発生を抑える「防衛策」になります。
3. 治療の選択肢を広げる
将来的にリンパ管静脈吻合術(LVA)などの手術を検討する場合、BMIが適正範囲に近いほど、手術の精度が上がり、術後の経過も良好になりやすいという側面があります。
ワンポイントアドバイス
まずは今の体重の3〜5%を目標に
BMIが30を超えるような肥満がある場合、いきなり標準体重を目指すのではなく、数キロ減らすだけでもリンパ液の循環は劇的に改善します。まずはリンパ管の渋滞を少し解消しましょう!
体重が減ると、弾性着衣のサイズがフィットしやすくなり、同じケアをしていても効果が出やすくなることも!
ぜひ喜びを一緒に共有しましょう!毎日頑張るあなたを応援しています♩
BMIの求め方:「体重(kg)÷ 身長(m)÷ 身長(m)」
適正体重(BMI 22)の求め方 : (身長m)2 ×22
リンパ浮腫のケアにおいて、皮膚のバリア機能を整えることは、蜂窩織炎(ほうかしきえん)などの合併症を防ぐための「攻めの防御」です。
当サロンが推奨する保湿剤「ベーテル」を活用した、理想的なケアの流れをご紹介します。
1. なぜ「ベーテル」なのか?(サロン取扱製品)
弾性着衣を常用する方にとって、保湿剤選びは非常に重要です。
• 低刺激・高保湿: 赤ちゃんから高齢の方まで使える、お肌に優しい設計です。
• ベタつかない: 伸びが良く、塗った後に弾性着衣を履いても生地を傷めにくいのが特徴です。
• バリア機能のサポート: 乾燥しがちな浮腫部位を、しっとり健やかに保ちます。
2. 弾性着衣と上手く付き合うコツ
日中、弾性着衣を履いている時間は、実は肌の水分が奪われやすく乾燥が進みやすい状態です。
• 日中はしっかり装着: 活動時は適切な圧迫で浮腫をコントロールします。
• 夜間は外してリセット: 寝る時は着衣を脱ぎ、皮膚を休ませましょう。この「解放された時間」こそが、しっかり保湿する絶好のタイミングです。
3. 「こまめな保湿」と「観察」のルール
• 清潔を保つ: 優しく洗った後は、指の間までしっかり水分を拭き取ります。
• 傷のチェック: 保湿をしながら「赤み」「熱感」「小さな傷」がないか、くまなく鏡も使いながら観察してください。
• かきむしり防止: 夜間のかゆみが気になる時は、保湿の上から「弱圧ラバラバ2」などの包帯で優しく保護するのも効果的です。
4. 傷を見つけた時の「要観察」ルール
もし小さな傷を見つけたら、まずは清潔を保ち、保湿を徹底して様子を見ます。
• 受診のタイミング: 傷の周囲が赤く広がる、ズキズキ痛む、寒気や発熱がある場合は、すぐに主治医へ連絡してください。
専門ケアを日常に
「清潔に保つこと」「適切な製品で保湿すること」「夜間は正しく休めること」。
このシンプルな積み重ねが、5年後、10年後の健やかな肌を作ります。
気になるケアの方法や、製品の使い方はお気軽にサロンまでご相談ください。
夜、寝ている間に無意識に皮膚をかいてしまい、朝起きたら傷ができていた…という経験はありませんか?
リンパ浮腫の皮膚にとって、かき傷は蜂窩織炎(ほうかしきえん)を引き起こす大きなリスクになります。
夜間の肌を守るための工夫についてお伝えします。
夜間の圧迫について
基本的に、夜間は日中のような強い圧迫は必要ありません。
体を横にしている時間はリンパの流れがスムーズになりやすいため、無理に締め付ける必要はないのです。
しかし、「乾燥によるかゆみ」や「無意識のかきむしり」がある場合は、肌を物理的に保護する必要があります。
かきむしり防止に「弱圧ラバラバ2」
夜間の保護におすすめしているのが、「弱圧ラバラバ2」です。
• ソフトな保護: 強い圧をかけすぎず、薄いベールのようにお肌を包みます。
• 物理的なバリア: 直接爪が肌に触れるのを防ぐため、寝ている間のかき壊しを防止できます。
• 通気性と安心感: 包帯による適度な安心感がありつつ、締め付けすぎないので睡眠を妨げません。
ケアのまとめ
1. まずは保湿: お風呂上がりにしっかり保湿をして、かゆみの原因となる乾燥を防ぎます。
2. ひどい時は受診: かゆみが強く、赤みがある場合はお薬が必要なサイン。主治医に相談しましょう。
3. 保護という選択: 「どうしてもかいてしまう」という方は、弱圧の弾性着衣で優しくガードしてあげてください。
健康的な毎日を支える「内側」のケア
皮膚のバリア機能を高めると同時に、BMI(適正体重)を意識した生活を心がけることも、リンパ浮腫の管理には欠かせません。
外側からの保護(保湿・弾性着衣)と、内側からのケア(体重管理・食事)をセットで継続していきましょう。
ラバラバ2はサロンでの試着が可能です
各サイズ取り揃えておりますのでお気軽にお声掛けください♩
1. 「持ち方」の工夫
特定の場所に負担を集中させないことがキーポイント!
食い込ませない
手首や腕にバッグの持ち手をかけると、そこが「締め付け」の状態になり、リンパの流れを止めてしまいます。
幅広のベルトを選ぶ
ショルダーバッグなどの場合は、肩紐が細いものではなく、幅が広くクッション性のあるものを選ぶと圧が分散されます。
交互に持つ
片方の腕だけに負担をかけず、こまめに左右を持ち替えたり、両手で抱えるように持つのが理想的です。
2. 「姿勢」の工夫
ずっと下げたままにしない
重力で水分が下に溜まりやすくなるため、長時間腕をだらんと下げて荷物を持つのは避けましょう。
こまめに休憩を
荷物を置く、あるいは腕を心臓より少し高い位置に上げて休める時間を作ることが推奨されます。
3. 「道具」の活用
ショッピングカート・キャリーバッグ
腕の力で「持ち上げる」のではなく、地面で「転がす」ことで腕への負荷を劇的に減らせます。
リュックサック
両肩で均等に重さを支えられるため有効ですが、肩紐が脇の下を強く圧迫しないよう、チェストベルトなどで調整するとより安心です。
荷物を持つことは筋肉を動かす良い機会になりますが、
それは『スリーブ(ストッキング)というサポーター』があってこそです。
しっかり守られた状態で、無理なく動かしていきましょう!
「紫外線」に注意すべき理由
日差しが強くなる季節、お出かけの際に気をつけたいのが「紫外線」です。
実は、リンパ浮腫がある部位にとって、日焼けは単なる肌トラブル以上のリスクを秘めています。
なぜ紫外線がNGなの?
リンパ浮腫の部位は、もともとリンパの停滞により軽い炎症が起きやすい状態にあります。
そこに強い紫外線を浴びると、以下のような悪影響を及ぼします。
炎症の悪化: 日焼けは一種の「火傷」です。皮膚に熱を持ち、炎症が起きることで、浮腫(むくみ)がさらに強くなる原因になります。
バリア機能の低下: 紫外線を浴びた肌は乾燥が進みます。乾燥した肌は傷つきやすく、そこから細菌が入ることで「蜂窩織炎(ほうかしきえん)」を誘発するリスクが高まります。
皮膚の硬化: ダメージが蓄積されると、皮膚が硬くなる(繊維化)原因にもなりかねません。
紫外線から肌を守る3つの対策
1. 弾性着衣(スリーブ・ストッキング)の活用
日中、弾性着衣を着用していることは、物理的なUVカットにもつながります。ただし、生地を通り抜ける紫外線もあるため、長袖やUVカット素材の衣類を重ねるのが理想的です。
2. 日焼け止めと「ベーテル」の併用
外出前には低刺激の日焼け止めを使用しましょう。
• ポイント: まずは当サロン推奨の「ベーテル」でしっかり保湿して肌の土台を整えてから、日焼け止めを塗るのがおすすめです。肌への負担を減らし、乾燥を防げます。
3. 直射日光を避ける工夫
日傘やアームカバーを活用し、できるだけ浮腫のある部位に直接強い日差しが当たらないよう工夫しましょう。
もし「うっかり日焼け」をしてしまったら…
• 冷やす: 濡れタオルなどで優しく冷やし、熱を取りましょう。
• 徹底保湿: 日焼け後の肌は非常に乾いています。いつも以上に丁寧に、優しく保湿を繰り返してください。
• 要観察: 赤みが引かなかったり、熱感や痛み、急な腫れが出た場合は、早めに専門医へ相談しましょう。
弾性着衣は、毎日の圧迫を支える大切なパートナーです。
しかし、デリケートな素材でできているため、間違った洗い方をすると圧迫力が弱まったり、生地が傷んだりしてしまいます。
効果を最大限に引き出し、長く安心してお使いいただくための「3つの鉄則」をご紹介します。
1. 「手洗い」で優しく洗うのが理想
基本は、ぬるま湯に中性洗剤(おしゃれ着洗い用など)を溶かし、手で優しく押し洗いをしてください。
NG行為
ゴシゴシと強く揉んだり、雑巾のように絞ったりするのは厳禁です。繊維が伸びてしまい、適切な圧迫がかからなくなります。
脱水
タオルに挟んでポンポンと叩くようにして、水気を吸い取るのがベストです。
2. 洗濯機を使うなら「必ずネット」へ
忙しい毎日、洗濯機を使用する場合は以下のポイントを必ず守ってください。
ネットは必須
他の衣類のボタンやファスナーに引っかかると、すぐに伝線してしまいます。
弱水流コース
「手洗いコース」や「ドライコース」などの優しい設定を選んでください。
3. 「柔軟剤」は絶対に使用しない!
ここが一番の注意点です。
弾力性の低下
柔軟剤に含まれる成分は、弾性繊維(ゴムのような糸)の表面をコーティングして滑りやすくしてしまいます。その結果、生地が伸びきってしまい、肝心の**「圧迫力」**が損なわれてしまいます。
シリコンの滑り
滑り止めのシリコンがあるタイプは、柔軟剤によって吸着力が落ち、ズレ落ちやすくなる原因にもなります。
お洗濯のあとのポイント
陰干し
直射日光は繊維を劣化させるため、風通しの良い場所で陰干ししてください。
シリコンのお手入れ
シリコン部分は「歯ブラシ」などで皮脂を優しく掻き出す別洗いを合わせると、さらに清潔に、長持ちさせることができます。
毎日のケアを習慣に
「日中は正しく装着し、夜間は外してしっかり保湿」。
そして、使った着衣は正しく洗って休ませる。
このサイクルを大切にすることで、皮膚の健康と浮腫のコントロールを両立させていきましょう!
滑り止めのシリコンがついた弾性ストッキングやスリーブを使用していると、その部分だけ赤くなったり、痒くなったりすることはありませんか?
実はそれ、シリコン自体の成分だけでなく、「汚れの蓄積」が原因かもしれません。
1. なぜシリコン部分に湿疹ができるの?
シリコンは肌に密着するため、どうしてもその下の皮膚が蒸れやすくなります。
皮脂の蓄積
毎日の着用で、シリコンの溝や表面には目に見えない「皮脂」や「角質」が溜まっていきます。
洗濯不足
普通に洗濯機で洗うだけでは、このベタついた皮脂汚れが完全には落ちきっていないことが多いのです。
雑菌の繁殖
残った皮脂が酸化したり、雑菌が繁殖したりすることで、皮膚を刺激して「湿疹」を引き起こします。
2. 湿疹を防ぐ!シリコン部分の「特別なお手入れ」
毎日の洗濯に、ひと手間加えるだけで肌トラブルをぐっと減らせます。
細かいブラシを活用
1日の使用後、シリコン部分には**「歯ブラシ」などの柔らかく細かいブラシを使いましょう。
優しくこすり洗い
中性洗剤を少量つけ、ブラシで優しくこするように洗います。
シリコンの細かな隙間に入り込んだ皮脂をしっかり掻き出すのがポイントです。
しっかりすすぐ
洗剤が残るとそれも刺激になるため、ぬるま湯で丁寧にすすいでください。
3. 着用時のポイント
保湿のタイミング
当サロン推奨の「ベーテル」などで保湿した直後に履くと、滑りやすくなったりシリコンの吸着が弱まることがあります。しっかり肌に馴染んでから着用しましょう。
肌の休息
夜間は着衣を外して皮膚を休ませ、清潔な状態に戻してあげることが大切です。
「清潔」が最大の防御です
「毎日洗っているから大丈夫」と思っていても、シリコン部分は意外と汚れがしぶとい場所。
専用のブラシ洗いを習慣にして、快適な圧迫療法を続けていきましょう!
もし湿疹がひどくなったり、浸出液が出てきたりした場合は、着用を中止し、早めに専門医へ相談してください。
弾性ストッキングやスリーブの生地がすぐに伸びてしまったり、履き心地が悪くなったりすることはありませんか?
その原因、実は毎日使っている「保湿剤の粘度(ベタつき)」にあるかもしれません。
弾性着衣を長持ちさせ、効果を維持するための「保湿剤選び」のポイントを解説します。
1. 弾性着衣が痛む(劣化する)主な原因
弾性着衣は、特殊な弾性繊維(ゴムのような糸)で編み上げられています。
この繊維にとって最大の敵は以下の3つです。
• 摩擦: 履く時に無理に引っ張ること。
• 汚れ: 皮脂や汗の蓄積。
• 油分と粘度: 保湿剤に含まれる油分や、ベタつきの強い成分。
2. なぜ「粘度(ベタつき)」が良くないの?
保湿剤の粘度が高い(ベタベタする)と、以下のような悪循環が起こります。
• 繊維への付着
粘度の高いクリームやオイルが繊維の奥に入り込むと、通常の洗濯では落ちきらなくなります。
• ゴムの劣化
残った油分が酸化し、弾性繊維をじわじわと溶かしたり、弾力を失わせたり(硬化)させます。
• 着脱時の負担
肌がベタついている状態で無理に履こうとすると、生地に過度な摩擦がかかり、伝線や伸びの原因になります。
3. 理想的な「保湿剤」の選択
弾性着衣と併用するなら、「高保湿でありながら、サラッとした使い心地」のものを選ぶのが鉄則です。
当サロンが推奨する「ベーテル(Bethel)」が選ばれる理由はここにあります。
• 低粘度で伸びが良い
水分保持力は高いのに、塗った後はスッと肌に馴染み、表面がサラッとします。
• 生地に優しい
繊維にベタベタと残りにくいため、弾性着衣の劣化を最小限に抑えることができます。
• スムーズな装着
肌表面が整うことで、着衣がスルスルと滑りやすくなり、履く時の負担も軽減されます。
4. ケアのワンポイントアドバイス
馴染ませる時間を
保湿剤を塗った直後ではなく、しっかり肌に馴染んで表面が落ち着いてから着衣を履くようにしましょう。
毎日の洗浄
以前お伝えした通り、シリコン部分は特に汚れが溜まりやすいので、歯ブラシなどを使ったこまめな洗浄をセットで行ってください。
正しい選択で、効果を長く
弾性着衣は決して安いものではありません。
「肌を守るための保湿」が「着衣を壊す原因」にならないよう、賢い製品選び(保湿剤の選択)を心がけましょう!
製品の相性や、具体的な塗り方については、ぜひサロンでお気軽にご相談ください。